- 国家資格
- はり師・きゅう師
- 生まれ
- 1967年、兵庫県生まれ
- 家族
- 妻と息子2人と母。それとゴールデンレトリバーのマル(♀)とポーティードゥードルのハナ(♀)
- 趣味
- ドライブ・コンピュータ・読書・写真撮影・へっぽこウクレレ
社会経験豊富な施術家になるまで
私は施術家・治療家には珍しく、社会人の経験が豊富な人間です。
ちょっと珍しい人生を送ってきたので、ぜひ以下をお読みください。
そうだ、鍼灸師になろう!と高校時代に決心しました。
中学生の頃にいろいろと身体の不調があり、近所の治療家さんのところに通っていました。
そこの先生からは、ツボのことなどをいろいろと教えてもらえました。
高校になると柔道部に入り、日々の稽古で骨折などの怪我をしたり、また人に怪我をさせてしまったりしているうちに、身体のことにとても興味を持つようになっていったのです。
そのような経験と、手に職を付けたいという思いが一緒になり、鍼灸師になろうと決めたのです。
恩師からのアドバイス
ある日、恩師にそのことを相談に行きました。その方は上田先生といいます。
上田先生は塾の先生でありながら変わった人で、東洋医学に造詣が深かったのです。
私の相談に対しては、真摯なアドバイスをいただきました。
「鍼灸師になるのは、とてもいいことだよ。でもそれを若いうちに仕事にしてはいけない。
若いうちは普通の社会人としての経験をたくさん積んで、年を重ねてから鍼灸師の仕事をしなさい。」
というものでした。
そうして鍼灸大学に通い、鍼灸師の国家資格を取得して無事に卒業。そこから、私の社会人生活がスタートしました。
上田先生の「若いうちに鍼灸師の仕事をしてはいけない」と言うアドバイスは頭に残っていたものの、みんなに流されて卒業後は鍼灸師としての仕事をしていました。
人生を変える出会い、食品の道へ
ある日、私の人生を変える出会いがありました。その方は食品会社の幹部の方でした。
彼の会社では、これから有機農業に取り組んでいくとのことで、それを聞いた私のハートは、ビンビンと響くものがありました。
高校時代に自然農法創始者の福岡正信さんという方が書いた「わら一本の革命」という本を読んだことがありました。それから自然農法に対して強い憧れを持っていたんです。
まあ実際には自然農法というより、福岡さんの東洋思想に惹きつけられていたのですが。
(ちなみにこの本は何度も繰りかえし読み、今でも読むことがあるぐらいです。)
その食品会社の幹部の方に出会って以来、どうしても有機農業のことが頭から離れなくなりました。
しばらくたって、ダメもとで彼に「会社に入れてください」と頼んでみたところ、あっさり「それじゃあ社長に面接してもらいなさい」と言われ、面接を受けることに。
そして、あっという間にその食品会社へにお世話になることになりました。
期せずして、恩師の言う通り、本当の社会人生活がスタートしました。
27歳の春のことです。
東洋医学の勉強と店舗マネージメント、両立の日々
しかし、実際に入ってみると、社内では有機農業・有機野菜の「ゆ」の字もありませんでした。理想として有機野菜の自社生産というのがあっただだったんです。
その会社には外食部門があり、そこの店舗管理部門に放り込まれる形で仕事がはじまりました。
仕事内容は店舗のマネージメントで、自分より年上の人たちを相手にした奮闘が始まったのです。
しかしその間も、ずっと東洋医学の勉強は続けていました。
勉強というよりは、もう「ライフワーク」になっていたんです。
(そのころからの勉強は、今の施術にも大きな影響があります)
会社での仕事は、毎日いろんな問題に直面し、それを解決することの繰り返し。特に外食ですので、毎日がトラブルの連続です。
頭で考えてもしようがないことを解決するのに、直感能力がずいぶん磨かれたと思います。
治療家として大切な要素である「直感能力」を、戦場のような職場で磨かれたことは思わぬ収穫です。
再び治療院の道へ
そして月日はどんどん過ぎていきます。
上田先生のアドバイスにあった、「若いうちは普通の社会人としての経験をたくさん積んで、年を重ねてから鍼灸師の仕事をしなさい。」ということも、そろそろ十分達成したと考え始めました。
なので40歳も過ぎて、そろそろ鍼灸師の復帰も考えだすようになりましたが、長い会社員生活で、なかなかふんぎりがつきませんでした。
いきなり治療家へ復帰することを不安に思い、かねてより敬愛していた食養指導家の冨田晢秀先生のもとで、2年間勉強させていただくことになりました。
冨田先生は東洋医学の基本である陰陽五行を自由自在に使う名人です。
東洋医学にたずさわるものは皆、陰陽五行をお題目のように唱えますが、実際にその理論を有機的に、かつ実践的に活用できるかたはほとんどいないのです。
そしていよいよ、2年間の勉強期間が過ぎ、神戸で治療院を開業するに至ったのです。
なんで「ジパング堂」?
あ、ここまで読んでいただいた方は、なぜあなたは鍼灸師なのに「神戸整体ジパング堂」という名前をつけたんだ?と思いますよね。
それは現在の治療において鍼と灸を使っていないからなんです。
もともと自分自身が鍼を刺されるのが苦手だったというのが大きいです。
ちなみに人に刺すのは平気ですよ。
私が考える鍼を使う利点は、意識の力をとても使いやすいということです。
しかし鍼を使わなくても、意識の使い方に慣れれば、素手でもじゅうぶん間に合います。
場合によっては、素手のほうが有利なことも多々あります。
(「意識を使う」ということを説明すると、長くなるので割愛させていただきます。)
自分が鍼を受けるのが苦手だし、普通の人でも鍼だと怖くて緊張してしまうので、整体院として鍼と灸を使わずに掌だけで施術をすることにしたのです。
しかし、ベースにあるのは依然、東洋医学です。
自律神経のバランスが乱れている人が、多すぎる!
現代社会は、誰しも交感神経が過剰にはたらいています。
結果、身も心もくたくたになってしまっている人が多いようです。それは大人だけでなく、子ども同じです。
病気のほとんどは自律神経の異常から、筋肉がカチカチにコリかたまることが原因となっています。
筋肉のこわばりは病気への自動ドアであるだけでなく、心のわだかまりにもつながるのです。
心のわだかまりとは、いつも悩み事をかかえている状態ですね。
そういった現代の心身ガチガチ時代にあって、心身をリラックスさせて、本来の自分を取りもどすお手伝いを施術を通じてしていきたいと思っています。
心身ガチガチな人を、ゆるゆるのリラックス状態にすることが私の仕事!
心身ガチガチ状態だとコミュニケーションが、対立関係になりがちです。
職場や家庭にそういった人がひとりでもいれば、そこは小さな戦場となります。
逆に心身がとてもリラックスしている人が、職場や家庭にひとりでもいれば、そこは平和な環境になります。
そして連鎖がはじまり、やがては世界平和につながることを私は知っています。
心身ガチガチの人がゆるゆるリラックス状態に変わるお手伝いをすること、これが私の仕事であり、めぐりめぐって世界平和に貢献することになると信じています。
当院へのアクセス情報
住所 | 〒651-0094 兵庫県神戸市中央区琴ノ緒町5丁目5-29三経ビル306号室 |
---|---|
予約 | 完全予約制とさせていただいております。 ※キャンセルは前日までにご連絡ください。 |
電話 | 070-4495-1662 電話をいただいた時、施術中で電話が出られない場合があります。その際は留守電に「お名前」「電話番号」を残していただければ、折り返しご連絡いたします。 |